【秘密】ディズニー着ぐるみキャスト(バイト)のなり方は?給料と中身とは

この記事の結論
パークで輝くキャラクター(着ぐるみ)キャストになるには、公開されている情報だけではわからない、いくつかの「秘密」を知る必要があります。
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雇用形態はオリエンタルランドの準社員(アルバイト)で、公式HPから応募します。 - ●
身長制限(特に小柄な方が有利)が存在し、ダンスや表現力が問われる厳しいオーディションを突破する必要があります。 - ●
仕事は体力的に非常に過酷ですが、給与は時給制。ゲストに魔法を届けるやりがいは、他では決して味わえません。 - ●
キャラクター経験を次のキャリアにどう活かすか、長期的な視点を持つことが重要になります。
魔法の扉の向こう側

パークを歩けば、ミッキーマウスやディズニープリンセスたちが笑顔でゲストを迎えてくれます。彼らは、ディズニーの魔法そのものです。その輝かしい存在になる「キャラクターキャスト」は、数あるキャストの中でも特に人気の高い、憧れの職業です。
しかし、その魔法の扉の向こう側には、想像を絶するほどの努力とプロ意識、そして厳しい現実が存在します。元オリエンタルランド社員である筆者も、彼らに対する深い尊敬の念を抱いていました。彼らは単なる「着ぐるみの中の人」ではなく、厳しい訓練を乗り越え、キャラクターに命を吹き込む「エンターテイナー」なのです。
この記事では、そんなキャラクターキャストになるための具体的な道のりから、あまり語られることのない仕事の裏側、そしてその先のキャリアまで、余すことなくお伝えします。
キャラクターになるためのロードマップ

応募資格を知る(最重要:身長)
キャラクターにはそれぞれ厳密なサイズ設定があります。そのため、応募には身長制限が設けられており、特に140cm台~150cm台前半の小柄な方が有利になることが多いです。もちろん、高身長向けのキャラクターも存在します。
公式HPから応募
オリエンタルランドの公式キャスティングサイトから応募します。職種選択で「キャラクター」を選びましょう。募集は不定期なので、こまめなチェックが不可欠です。
書類選考と面接
書類選考を通過すると面接に進みます。ここでは、体力に自信があること、チームで働く協調性、そして何よりもディズニーキャラクターへの深い愛情をアピールすることが大切です。
難関のオーディション
最大の関門がオーディションです。リズム感を見るためのダンス審査や、言葉を使わずに感情を表現するパントマイムなどが行われます。技術的な上手さよりも「キャラクターとしてゲストを楽しませたい」という気持ちが表現できるかが問われます。
キャラクターの仕事「7つの秘密」

体験談:キャラクターを経験した人々の「その後」

キャラクターキャストは、多くの人が憧れる一方で、体力的な理由などから長年続けるのが難しい仕事でもあります。しかし、その唯一無二の経験は、その後のキャリアに大きなプラスとなります。
ケース1:テーマパークのエンターテイナーへ(20代・女性)
【経歴】
キャラクターキャストとして3年間、主にプリンセスキャラクターのグリーティングを担当。幼い頃からのダンス経験を活かして活躍。
【キャリアチェンジのきっかけ】
「キャラクターとしてではなく、自分自身の顔と声でゲストを楽しませたい」という思いが強くなり、他のテーマパークのショーダンサー兼MCのオーディションに挑戦しました。
【結果】
面接では、キャラクター経験で培った「言葉を使わずにゲストを惹きつける表現力」が高く評価されました。「どんな状況でもお客様を第一に考えられる人材」として、見事合格。現在はショーの第一線で活躍しています。
ケース2:子供向けの体操教室の先生へ(30代・男性)
【経歴】
体力自慢で、5年間にわたり元気なキャラクターをメインに担当。パレードやショーで活躍。
【キャリアチェンジのきっかけ】
体力には自信があったものの、将来を考えた時に「この仕事をあと10年、20年続けるのは難しい」と判断。子どもたちと触れ合う中で芽生えた「教育」への興味を形にしたいと考えました。
【結果】
キャラクター経験で身につけた「子どもたちを惹きつけ、安全に楽しませるノウハウ」は、体操教室のインストラクターという仕事にぴったりでした。面接では「ディズニーで培った体力とホスピタリティ」をアピールし、採用。今では子どもたちのヒーローとして、毎日元気に働いています。
ケース3:OLCの別部署へ(契約社員)(20代・女性)
【経歴】
小柄な体格を活かし、動物キャラクターなどを担当。ゲストの反応をダイレクトに感じられることにやりがいを感じていました。
【キャリアチェンジのきっかけ】
体力的な負担から、長くキャラクターを続けることに不安を感じ始めました。しかし「ディズニーで働き続けたい」という思いは強く、社内公募制度に注目しました。
【結果】
エンターテイメント部門の運営サポート(ショーのスケジュール管理や出演者のケアなど)の募集に、キャラクターとしての現場経験をアピールして応募。現場を知る人材として評価され、契約社員として部署異動が実現しました。
体験談からもわかるように、キャラクターキャストの経験は、その後のキャリアにユニークな価値を与えます。しかし、体力的な面などから、誰もが長く続けられる仕事ではないのも事実です。「この経験を次にどう活かせばいいんだろう…」「自分にはどんな可能性があるんだろう…」と悩んだ時、客観的なアドバイスが非常に役立ちます。
例えば転職エージェントは、あなたの「キャラクター経験」という特殊な経歴を、他の業界で求められる「表現力」「体力」「ホスピタリティ」といったスキルに翻訳してくれます。自分では思いもよらなかったキャリアの扉が開くかもしれません。
本格的に動くのはまだ先、と考えている方も、まずは相談ベースで、自分の可能性を探るために話を聞いてみるのも一つの手です。
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まとめ

