サンリオピューロランドのダンサーの給料は?オーディション対策も解説

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サンリオピューロランドのダンサーの給料は?オーディション対策も解説

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この記事の結論

サンリオピューロランドのダンサーになるには、年1回の公式オーディションに合格する必要があります。給料は契約社員として安定していますが、合格の鍵はダンス技術以上に、『Kawaii』を全身で表現する力と、キャラクターと心を通わせる『調和力』です。ディズニーとは異なる、サンリオならではの評価基準を理解することが、夢への最短ルートです。

ハローキティやシナモロールと一緒に、キラキラのステージで踊りたい!
サンリオピューロランドのダンサー(エンターテイナー)は、多くのパフォーマーにとって、ディズニーと並ぶ憧れの舞台です。

しかし、「給料はどのくらい?」「オーディションはやっぱり厳しいの?」「ディズニーのダンサーとは何が違うの?」といった、具体的な情報が少なく、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、その謎に包まれたサンリオダンサーのリアルな実態と、オーディションを突破するための具体的な戦略、そして「裏技」まで、元社員の視点から徹底的に解説していきます。

ディズニーとどう違う?サンリオダンサーという仕事のリアル

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運営会社は「株式会社サンリオエンターテイメント」

まず理解すべきは、サンリオピューロランドとハーモニーランドを運営しているのが、サンリオの子会社である「株式会社サンリオエンターテイメント」だということです。採用や契約は、この会社と結ぶことになります。

株式会社サンリオエンターテイメント 会社概要
設立1987年6月1日
株主株式会社サンリオ(100%)
事業内容テーマパーク(サンリオピューロランド、ハーモニーランド)の運営

給料はいくら?リアルな収入事情

ダンサーの雇用形態は、基本的に1年契約の契約社員です。気になる給与ですが、公募情報や口コミなどを総合すると、以下のようになっています。

項目内容(推定)給与体系月給制月給(目安)20万円 ~ 25万円 程度
※経験やスキル、役割に応じて変動年収(目安)280万円 ~ 350万円 程度
※賞与(年2回)を含む福利厚生社会保険完備、交通費規定支給、時間外手当、制服貸与、社員割引など
サンリオダンサーの待遇(推定)

「夢のある仕事だけど、給料は思ったより高くないかも…」と感じるかもしれません。しかし、契約社員として安定した月給と社会保険が保証されている点は、フリーランスのダンサーが多い業界の中では、非常に恵まれた環境であると言えます。

仕事内容と一日の流れ

サンリオダンサーの一日は、ゲストの笑顔を創るための準備と本番の繰り返しです。

  • 開園前:発声練習、ストレッチ、ダンスの基礎レッスン。その日のショーのリハーサルを入念に行います。
  • 開園中:1日に複数回、異なるショーやパレードに出演。出番の合間には、着替えやメイク直し、次のショーの準備を行います。
  • 閉園後:翌日のショーの申し送りや、簡単なミーティング、自主練習などを行います。

【採用攻略】オーディションを突破する「Kawaii」の法則

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オーディションの基本情報と流れ

オーディションは、例年夏~秋頃に公式サイトで情報が公開され、年に一度開催されます。プロセスは以下の通りです。

オーディションの基本的なフロー

STEP 1
Webエントリー
(書類・写真選考)
STEP 2
実技審査
(ダンス・歌唱など)
STEP 3
面接(最終審査)

ディズニーと全く違う!サンリオが求める「3つの資質」

ここが最も重要なポイントです。ディズニーダンサーと同じ感覚でオーディションに臨むと、まず合格できません。サンリオには、独自の評価基準が存在します。

サンリオ独自の評価基準

① Kawaiiの体現力:
キレキレでパワフルなダンスよりも、キャラクターの世界観に合った、優しくて、温かくて、可愛らしい表現力が求められます。指先まで神経の通った、繊細な動きと表情が重要です。

② キャラクターとの調和力:
ディズニーではダンサーも主役の一人ですが、サンリオでは主役はあくまでキャラクター。ダンサーは、キャラクターをより魅力的に見せるための存在です。「自分が目立ちたい」という気持ちが見えた瞬間に、合格は遠のきます。

③ ゲストとの近さ:
ピューロランドは屋内施設で、ステージと客席の距離が非常に近いのが特徴です。そのため、遠くのゲストにアピールする大きなパフォーマンスよりも、目の前の一人ひとりのゲストと、心を通わせるような丁寧なアイコンタクトや笑顔が評価されます。

【裏技】審査員の心に響く「自己紹介」の作り方

実技審査で求められることが多い「15秒程度の自己紹介」。ここで、あなたの「サンリオ愛」と「資質」を同時にアピールする裏技があります。

【自己紹介 発言例】
「幼い頃、引っ込み思案だった私に『大丈夫だよ』と勇気をくれたポチャッコのように、私もダンスでみんなを笑顔にしたいです!〇〇(名前)、得意なジャズダンスで、温かい気持ちをお届けします!」

このように、あなた自身の物語と、サンリオキャラクターの物語をリンクさせることで、単なる自己紹介が、審査員の心に響く「あなただけのストーリー」に変わるのです。

【体験談】異業種の経験を武器に、夢の舞台へ

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CASE 1:元・幼稚園の先生(20代)

「子どもたちの目線」が、最高のパフォーマンスになった。

ダンス経験はありましたが、プロとしてやっていく自信はありませんでした。ただ、子どもたちと一緒に歌ったり踊ったりする時間は、何よりの喜びでした。

必読ポイント!

オーディションでアピールしたのは、ダンスの技術よりも「子どもたちを惹きつける、優しくて大きな身振り手振り」「常に笑顔を絶やさない表現力」。まさにピューロランドが求める「Kawaiiの体現力」そのものでした。「今の仕事で得た知識を使って新しい会社に行けば、あなたは価値のある存在になる」を実感した瞬間でした。

CASE 2:元・キャラクターカフェの店員(20代)

「世界観を守る力」が、キャラクターとの調和を生んだ。

キャラクターの世界観を大切にしたカフェで働いていました。お客様に「いらっしゃいませ」ではなく「おかえりなさい、ご主人様」と言うような、徹底した役割演技(ロールプレイング)が求められる職場でした。

必読ポイント!

面接で語ったのは、「どんなに忙しくても、絶対に世界観を壊さないプロ意識」。自分の個性よりも、物語の一部としてキャラクターを引き立てることに徹してきた経験が、サンリオの「キャラクターとの調和力」という評価基準に完璧に合致。見事、内定を勝ち取りました。

CASE 3:元・地方のご当地キャラの中の人(30代)

言葉のいらない「表現力」が、セカンドキャリアを拓いた。

長年、地元のPRのために、ご当地キャラクターのスーツアクターとして活動。しかし、契約が終了し、次のキャリアに悩んでいました。自分には、この経験しかない…と。

必読ポイント!

転職エージェントに相談したところ、「言葉を使わずに、動きだけで『嬉しい』『悲しい』を表現できるスキルは、唯一無二の武器です」とアドバイスされました。サンリオのオーディションでは、ダンサーではなく「キャラクター(ライブキャラクター)」部門に挑戦。ダンススキルは他の応募者に劣りましたが、卓越したノンバーバルな表現力が評価され、見事に合格。新たな舞台で、その経験を輝かせています。

もし自分のユニークな経験がどう評価されるか知りたければ、一度プロに相談してみるのが良いでしょう。

リクルートエージェントで自分のキャリアを相談してみる

まとめ:あなたの「優しさ」が、最高のパフォーマンスになる

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サンリオピューロランドのステージに立つために、必ずしも超人的なダンススキルは必要ありません。
それ以上に大切なのは、キャラクターを愛し、ゲストに寄り添い、仲間と協力できる、あなた自身の「優しさ」や「温かさ」です。

あなたのその個性が、サンリオの世界観と結びついた時、それは誰にも真似できない、最高のパフォーマンスに変わるはずです。この記事が、あなたの夢への一歩を後押しできたなら、これほど嬉しいことはありません。